不動産を担保にしたローンでは、返済回数は指定可能?
返済回数は年に一度送られてくる返済表に記載されています。
しかし現代の不動産を担保にしたローンは、それを設定する必要はありません。
概略をお話しします。
■出し入れ自由でキャッシングカード同様。
不動産を担保にしたローン、すなわち不動産担保ローンで、融資を受ける利用者が返済回数を指定することは可能です。
たとえばローンの担当者から返済回数を聞かれたり、こちら側に特別な返済回数の理由があったりした場合です。
融資額に対して常識の範囲内の返済回数であれば相談に乗ってくれます。
ただしいまどきの不動産を担保にしたローンは、通常のキャッシングカードと同様に、限度額の範囲内であればいくらでも何度でも出し入れ自由になっています。
したがって返済回数は、事実上あってないようなものです。
■返済回数の長短は、究極は利用者次第。
たとえば返済回数を長くしたいのなら、融資を受けたキャッシュカードを使って、毎月1回の返済さえ履行していれば何年でも継続して利用できます。
結果、10年でも20年でも可能です。
借入れをして返済して、また借入れをするという繰り返しなので、返済元本が減らないだけの話です。
そうではなくて返済回数を短くしたいのであれば繰上返済を利用しましょう。
100万円以上の現金を繰上返済に使えば、直接的に元本を減らすことができます。
けれど繰り上げ返済するのもタイミングが重要です。
必ずしも得をする、というわけではありませんので、ご注意ください。
《関連サイトご紹介:「繰り上げ返済は早いほどよい」に異議あり》
■不動産を担保にしたローンの場合、返済回数については、あらかじめ設定をする必要がなく、利用者の使い方で調整できます。
不動産を担保にしたローンはほとんどがキャッシングカード対応です。
コンビニのATMで出し入れが可能なので、返した分が使えなくなることはありません。
返済回数はあってないようなものです。
利用者の判断で繰上返済などを活用し調整できます。